PH計といえば、理科の実験で使った覚えがあります。確か、中性がPH7で、酸性だと7より小さい値に、逆にアルカリ性だと7より大きい値になるはず。レモンの搾り汁や、石鹸水で測定したような気がします。その実験の時に使った測定計をPH計と言うのですね。
青色リトマス紙、赤色リトマス紙は酸性か、アルカリ性かを判定するだけなのに対して、PH計だとさらに詳しく、数値が出るのでどの程度の酸性又は、アルカリ性なのかを知ることができるのです。
けれども、普段の生活の中で、PHを測定する場面なんて、そうそうあるものではありませんよね。「いやいや普段からPH計を愛用しているわよ」なんて方は、私から見れば「なかなかの理系人間?!」。
私達が生活の中で、よく耳にするのは、お肌のPH、プール・温泉・水道水のPH、土壌のPHなど・・・それから、最近は「食の安全」が問題になっていますので、食品のPHなどもよく聞きますね。ハム・ソーセージの表示項目にPH値の表示義務も追加されたのです。また、最近では健康志向せいか、タレや調味料などの減塩化が進んでいるため、腐敗しやすい食品であるといえます。ですから、PH管理もよりシビアに求められるようになっているのです。
実はこのPH計、このほかにも私達の知らない所で、随分活躍しているのです。水を取り扱うほとんどの工業や公共の機関はもちろん、農林水産関係も、さらには生物医学の方面まで、多くの分野でPH測定が重視されているのです。知らなかったでしょう?!
意外なところでは、「繊維」です。合成繊維の研究そして、開発において、汗などの要因に対する耐久テストが行われます。そこで、PH測定が必要となるのです。繊維が傷みやすかったり、切れやすかったりしては困るからなのですね。また、染色の工程でも、PH測定は欠かせません。染浴のPHによって染色の仕上げ、スピードに違いが出てくるのですよ。
ph計
雨も測定が必要。雨が降ると、目がチカチカしたり、ストッキングに穴があいたり・・・なんてことはありませんか?これは酸性雨のシワザです。工場排ガスや自動車排ガスに含まれる「SO2」や「NOX」が硫酸や硝酸になり、雨を酸性にするという「酸性雨」です。空気のきれいな田舎の方の雨は、PH6程度なのに、東京などの都会では、降りはじめの雨が、PH4近くにもなることもあるのだとか。これは大変!きちんとPH計で測定して頂かなければ!
とこのように、私達の知らない所で、PH計はとても重要な役割を果たしているのですよ。しかも、様々な分野で・・・PH計は私達の、安全で清潔な毎日を守ってくれているとも言えるのですね。
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